新教科書を手にし学び方スキルが身につくアイデア
 子どもの作品欄活用のアイデア


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 新教科書を、│ 学習技能の定着         │をキーワードにして捉える。
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 教科書の表記が、
 第三者からのことば・説明から、「~さん」の話と、話し手の具体化へ、
 さらに、
 子どもの作品欄による子どもの視点に立ったものへ、
と変わってきている。
 子どもの作品が単元の最後に事例的に添えられているのではなく、教科書の中にしっかり位置づけられ組み込まれているのである。子どもの言葉で重要事項の説明なども書かれている。
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│  子どもの作品欄は、単なる一事例としてではなく、教材として学ばせるものとなっている。  │
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 東京書籍の五年(上)の10ページには、子どもの作品として、山口さんのノートが掲載されている。(前の教科書にもあったが、ノートにわかりやすくまとめるという視点から書き直されている。)

 これは【庄内平野の土地の様子】についてまとめたものである。しかし、知識の定着を図るものとしてではなく、そのまとめ方に目をむけさせたい。スバリ、ノートにまとめるという視点でこの作品を扱う。
 調べてわかったことをノートにまとめる技能、社会科のノートの書き方技能を身につけさせる場と位置づける。
「山口さんのこのノートのまとめ方は、どういうところがいいですか。」
 まずは、子どもたちの発見から具体的に指摘させることによって、意識づける。そして、
「この教科書の中に、ノートをまとめる、という題で書き方が書いてあるところがあります。どこにありますか。」
と教科書から探させる。
 目次から、子どもたちは見つけるはずである。目次の下に書かれた「まなび方コーナー」の存在に気づくはずである。
 このまなび方コーナーが新教科書の売りである。つまりは、学習技能の定着を目指しているのである。
【まなび方コーナー まとめる ノートをまとめる】(81ページ) 

 をみんなで読む。10ページと81ページを比べながら、まとめ方を学ばせる。基礎基本をしっかり学ばせる。一人一人の個性的なまとめは、その後である。
 教科書の随所に見られる子どもの作品欄。その作品を通して、子どもたちに何を学びとってほしいのか。これまで以上に教師がしっかりとしたねらいをもたなければいけない。


  「社会科教育」(明治図書)2002 4月号