私の目標・あこがれは、この人・この授業
 この授業から、この人へ                                            

 人一倍鈍感な私の目を開かせ、「授業」にのめり込む楽しさを教えてくれたのは、筑波での有田和正先生の授業である。オープンエンドの授業理論に驚かされ、追究する子ども達の活気に圧倒させられた。それから授業の技術やネタを学ぶため有田先生を追ってきた。

 10年前と5年前、有田先生に、私のクラスで飛び込み授業をして頂いた。毎日子ども達と接している担任の目から見た有田先生の授業―――そこにあるのは「人間有田」であった。楽しく追究する子どもの姿から、その事実から、謙虚な姿勢で子どもの捉え直しを行う姿であった。技術は全てこの一点で集約されていることに気づいた。


 「社会科教育」(明治図書)2001 10月号