総合的学習を発展させる夏休み自由研究「究極のネタ」  身近なことから世界がみえるネタ

  スーパーマーケットから世界がみえる

   ふだんは見えない世界を見る! 



 スーパーの学習は、3年生に限ったものではない。いや、3年生で学習するのは、スーパーのある面からの学習で、あくまでも「入口」である。
 4年生では防火の仕組み、5年生では産地・物の流れ、6年生では商品の移り変わり、スーパーそのものの歴史など、スーパーは社会科学習のネタの宝庫である。
 また、食べ物を通しての交際理解など、総合学習でも活躍してくれる。 
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 夏休みの自由研究へ発展できるネタということであれば、「時間」が自由に使えるという点から次のようなものが考えられる。
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│ 人が少ない時のスーパー観察    │
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 子どもたちは、日曜・祭日、平日の夕方など客の多い時間帯の活気のあるスーパーしか知らない。
 あえて、客の少ない時間帯のスーパーを捉えさせたい。
 朝一番に店内に入る。その時並んでいる品々を見ながら仕事をする店員の動きを見る。お総菜など、本当にその日につくったものであるかという疑問がわく。
 時間帯による客層の違いによる店内の陳列の違いを見つけだせれば大したものである。また、その工夫を店員に問う場合も客の少ない時の方がていねいに答えてくれる。
 トイレ掃除をする時間とその意味。
 店員の数の変化などなど…………。
 お客さんがいないときにする仕事から新しい世界が見えてくるはずである。
 普段見られない仕事と言えば……。
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│ 製造者側の商品管理              │
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 アサヒビールの店頭における鮮度管理を行っている「マーケットスタッフ」の存在をご存じであろうか。
 アサヒビールのテレビコマーシャルでは、ノート型パソコンを片手にお店を回っている彼女たちの様子が映し出されている。
 彼女達に出会えれば、スーパーに商品を送り込むという製造者側が、その商品の店頭チェックを行っているという事実に直面することができる。
 カンに入ったビールでさえ、鮮度管理を行っているという事実。
 パソコンを駆使しているのは宅配便業者だけではないのである。
 その商品と他社の商品の売れ行きを店員にたずねてみたくなる。また、他にも同じ様なことをしている業者の製品がないかを問いたくなる。そして、その商品の売れ行きは、と。
 物と人の動きが見えてくる。
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│ コンビニの一日の観察           │
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 見せていただけるものであれば、セブン・イレブンのような大手のコンビニの発注から、商品が店頭に並ぶところまで、さらには発送をするトラックの後について、物の流れを子どもと共に追ってみたい。物好きな大人が一緒でないと難しい面がある。我が娘と一緒に来年にもと予定している。

 「授業のネタ 教材開発」(明治図書)2000 8月号